田熊石畑遺跡 いせきんぐ宗像とは

 この遺跡は、宗像市内を流れる釣川の中流域に面する微高地上(標高12m)にいとなまれた弥生時代中期前半(紀元前2世紀)頃を中心とする集落遺跡です。
 平成20年(2008)、宗像市教育委員会による発掘調査が行われた結果、日本の国の成り立ちを知るために重要な遺跡として平成22年2月22日に国史跡の指定を受け、平成27年4月に宗像市田熊石畑遺跡歴史公園、愛称「いせきんぐ宗像」としてオープンしました。
 遺跡からは、有力者の集団墓である区画墓(くかくぼ・埴丘墓)や貯蔵穴(ちょぞうけつ・地下式の穴蔵)とそれを守る溝をめぐらした環濠(かんごう)、倉庫と考えられる高床の掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)、堅穴住居などが見つかり、豊かな宗像の弥生文化があきらかになりました。
 なかでも弥生人の権威を示す武器形青銅器が、わずか6基の木棺墓(もっかんぼ)から計15点出土し、北部九州でも有数の有力集団が眠る区画墓の一角であることがわかりました。
 平成27年に世界文化遺産国内推進を受けた「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺跡群」の成立前夜に誕生した宗像人(むなかたびと)のルーツといえます。